鼻の中に何かできている、痛い…。それって鼻前庭炎?もしかすると腫瘍?

2018/08/31
◎最も多いのは鼻前庭炎あるいは鼻前庭湿疹

◎特に子供では“とびひ”の原因として要注意!

◎アレルギー性鼻炎などの原因になっている病気の治療も大切

 

 

鼻の中の違和感や押さえた時の痛みは多くは鼻前庭炎・鼻前庭湿疹ですが、まれに腫瘍ができていることもあるので、やはり念のため耳鼻科を受診して内視鏡などでチェックをしましょう!

 

鼻前庭炎、鼻前庭湿疹とは?

鼻のかみすぎや、触りすぎで鼻の入り口付近の皮膚や粘膜が傷ついてしまい、かさぶたなども出来て、痛みや異物感がでます、この状態を鼻前庭湿疹といいます。

さらに傷口から菌が入ると症状も強くなり、鼻前庭炎と呼ばれます。

きっかけとしては、花粉症などのアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎で鼻をよくかんだり、触ったりということがあげられます。

 

 

“とびひ”の原因として重要!

鼻を触り、菌の付着した手で周辺やその他の場所を掻くと、触ったところにまた菌が感染してしまう、いわゆる“とびひ”になります。

 

もともと鼻の回りは細菌がたくさん付着している場所です。

 

鼻前庭炎が起こっているときは特に菌が増えているので、とびひにならないためには耳鼻科での鼻の治療が重要です!

 

また食品を扱う方の場合は、黄色ブドウ球菌などの食中毒菌の除菌も重要です。

 

鼻前庭炎、鼻前庭湿疹の治療

炎症が起こっているところに軟膏を塗ったり、きっかけになっているアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎の治療も並行して行います。